このサイトは商品撮影のマニュアルを掲載しています。商品撮影に向いている一眼レフの情報や撮影方法・レタッチなどを掲載します。

5分でわかる「ホワイトバランス」のこと

世の中にある光源は、状況やその種類によって色味を変えます。自然光ひとつ見ても、1日の間に光の色はさまざまに変化します。 こういった光源による色味の偏りに対し、正しい色味で撮影できるように補正してくれる機能がホワイトバランスです。

例えば、この機能をうまく使えば、白色の洋服も光源の影響を受けずに、きちんと白色として再現しやすくなります。 具体的にホワイトバランスは、色調補正機能と同様、シチュエーション別にプリセットされた選択肢から利用ができます。

曇り空の下でホワイトバランスの「くもり」モードを設定すると、黄色みや赤みを強調しながら、晴天時の光源の色味に最大限近づけてくれます 。 そして、ホワイトバランスは意図的に色味を変える目的で使用することも多いです。これは、露出補正で明るいもしくは暗い写真をつくる行為に似ています。

 ホワイトバランスの微調整機能

ホワイバランスではプレセットされた項目に対し、さらに細かく色味の調整を行うことが可能です。具体的にはA(アンバー)、B(ブルー)、G(グリーン)、M(マゼンタ)の4色を変更できます。

例えば、夕景を撮る際に、ホワイトバランスの日陰モードで黄色みを強調しながら、さらに微調整機能で赤みを加え、色味に深みを持たせたりできます。 色味が淡白な場面でアクセントを加えられるのがこの機能の特徴です。ちなみにAとB、GとMはそれぞれがひとつの軸になっているため、この組み合わせ内で両方の色味を強めることはできません。

inserted by FC2 system