5分でわかる「ファインダー」の調整方法
あなたのデジタル一眼レフのファインダーをのぞいたときに見える画面は、はっきりとしていますか。 撮影を開始する前に必ず確認しましょう。
双眼鏡を使うときに人によっては近視、遠視、老眼などによる視力の差かあるため自分の眼に合うように双眼鏡の中央のつまみを川して見え方を調整することがありますが、それと同じようなことをデジタル一眼レフカメラでもする必要があります。それを視度調整といい、カメラ本体に内蔵されている視度調蕊(節)装置を使っておこないます。
視度調整装置のつまみは多くのカメラでファインダーの近くにあります。 視度調整をせずにファインダー側面かボケてしまっていると、いくらその状態で被写体にピントを合わせようとしても、ピントがきちんと合ったシャープな写真は撮れません。 デジタル一眼レフカメラはファインダーで見たままを写真に写すので、最初に視度調整をしておくことはとても重要です。
視度調整の方法
ファインダーをのぞいて何か明るめの被写体にフォーカスポイントを合わせてシャッターを半押ししてください。 そのときにファインダー脚面の下に表示される設定情報の文字列がはっきり見えるかどうか確認します。 はっきり見えない場合は鮮明に見える状態になるまで、ファインダー近くにある「視度調整(節)つまみ《ダイヤルごを側して洲幣します。
フォーカスポイントのマークが鮮明に見えるかどうかで確認しても構いません。近眼にしても、老眼にしても眼鏡を着用して撮影するつもりであれば、眼鏡を着用した状態でファインダーをのぞいて視度調穣を行いましょう。
視度調整をしても、鮮明にファインダーが見えない場合は、別売の視度補正レンズというものがあります。
ファインダーの見方
デジタル一眼レフのファインダーをのぞいて富被写体にフォーカスポイントを合わせシャッターを半押しすると、ファインダー内に数字や記号が一列に表示されますが、これらは一体何を意味しているのでしょうか。
数字や記号の意味
シャッターを半押ししたときに.ファインダー内の下にカメラの設定情報が表示されるようになっていて、これらの数字や記号にはそれぞれ意味があります。 カメラのメーカーによって表示される項目は多少違いますが、基本的にはここでこれから述べる項目になります。
例えば、「シャッタースピード」「絞り値」「露出の表示」「ISO感度」などの各設定事項が表示されます。 これらの数値が点滅表示のときは、適正露出(適度な光量で露出されること)でないことを表しています。
また、もう1つとても重要な表示ですが、オートフォーカス(AF)にしているときに、シャッターを半押ししてピントが合ったときにだけファインダー内の端に表示される●があります。この●が点滅状態のときは、ピントが合っていないことを意味しますので、再度ピントを合わせ直します。
このようにして、ファインダーで被写体にピントを合わせる際に、これらの表示を常日頃から確認しながら撮影をしていると、知らず知らずのうちにシャッタースピードと絞り値の関係などがよく理解できるようになります。