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5分でわかる「フォーカスポイント」

カメラと被写体との距離を測り、自動的にピント合わせを行う機能を、オートフォーカス(AF)といい、このピントを合わせる基準点を、AFポイント(キヤノンではFフレーム)といいます。

フォーカスポイントの種類

デジタル一眼レフカメラの場合、ファインダーの中に見えるAFエリアというものがあり、そのエリア内にフォーカスポイントがあります。 AFでピントを合わせられるポイントは、メーカーや機種によって異なり、横一列の3点から上級機では如点を超えるものまであります。

基本的にカメラは、一画一向の中央に位置するものにピントを合わせようとしますが、ピントを合わせたい対象物がいつも中心にあるとは限りません。中央以外にピントを合わせたい場合は、一度中心でピントを合わせてから構図を決めるフォーカスロックを使用しますが、これは動きのない風景やスナップ写真などを写す場合には有効ですが、動きのある被写体の場合には、フォーカスロックは役に立ちません。

こんなときはAFポイントか複数あると、フォーカスエリア内の被写体の細やかな動きに対して、ピントを合わせることが可能になり、動きのある被写体も、撮りたい構図のまま狙った位置でピントが合う確率が高くなります。

フォーカスエリア内にフォーカスポイントが多ければ、例えば烏や飛行機のように被写体の動きの速い場合や、テニスやサッカーなどのように被写体の動きの不規則な撮影時に、効果を発揮します。また、ピントが被写体ではなく背景に合ってしまう(ピントの中抜け)といった失敗も、フォーカスポイントが多ければ防げます。

主なメーカーのフォーカスポイントの位置

キャノン EOS 50D 9点
すべてのフォーカスポイントに精度の高いセンサーを配置しているので、被写体に素早くポイントを合わせることができる。

ニコンD90 11点
画面を三分割する交点にフォーカスポイントを配置しているので、ピントを合わせやすい。使用頻度の高い中央のフォーカスポイントには、より確実に捕らえる精度の高いセンサーを配置している。

ニコンD700 51点
51点ものフォーカスポイントによって、フォーカスエリア内を移動する被写体を、自由な構図で撮影するのに適している。また、中央部の15点のフォーカスポイントは高精度のセンサーを配置している

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