フラッシュの発光量を調整する
内蔵フラッシュ(ストロボ)の有効な使い方は、フラッシュの光を補助光として使うのがコツと説明しましたが、それはつまりフラッシュの発光量を少なくする(フラッシュを弱くする)ということでした。では、具体的にフラッシュの発光量の調整について説明しましょう。
フラッシュの調光補正をする
フラッシュの発光量の調整とは具体的にはフラッシュの光の強さを弱くしたり、強くしたりすることで調光補正といいます。
被写体を照らす明るさが足りないときにはフラッシュの光を強くすることもできます。 つまり、撮影した結果が明るすぎるときにはマイナス補正を行い、暗いときにはプラス補正を行います。
通常は1/3段、あるいは1/2段の設定ステップで調整できるようになっていて、調整できるフラッシュ量の範囲はマイナス3段からブラスー段(や、マイナス2段からプラス2段といったように、カメラによって多少変更できる幅は異なりますが、プラス、マイナスの両方の補正ができるようになっています。
露出補正と調光補正の違い
明暗を調整するという点で混同しがちな「調光補正」と「露出補正」ですが、あくまでも調光補正はフラッシュに照らされた被写体の明るさを調整するための補止で、露出補正は背景や地明かりの明るさを調整するためのものです。地明かりとは、意図的に照明をつけずに、搬影現場に元々ある明かりのことを意味します。