5分でわかる「露出」のこと2
写真撮影では露出は写真の明るさそのものを指して使われることが多いです。「この写真の露出」と言った場合、「この写真の明るさ」という意味になります。
また、デジタルカメラでは、レンズを通じて光をセンサーに取り込み像をつくります。この作業全般を指し露出と言うこともあります。そして、標準露出は目で見た通りに近いディテールで再現されている写真の明るさを指します。
常にカメラはこの標準露出を基準に、写真を撮影しようと努力します。例えば、シャッターボタンを押すだけできちんと写真が撮れるフルオートなどは、まさしく標準露出で写真が撮影できるモードということになります。なお、カメラ内機能を使うと、この標準露出から明るさを変えて撮ることも可能です。この辺りの詳細は、また取り上げます。
標準露出と適正露出の違いとは?
写真の撮影では適正露出という言葉もよく耳にします。むしろ、標準露出よりも利用される頻度は多いかもしれません。適正露出とは、「自分の目指す理想の明るさ」を指します。
目で見ている通りの明るさで撮れていなくても、それが自分の目指す露出だったならば、それがその人にとっての適正露出ということになります。つまり、標準露出はあくまで目で見たままの明るを基準に存在しますが、適正露出はその人のイメージの数だけ存在することになります。