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5分でわかる「絞り」のこと2

写真は光の情報をカメラ内に取り込み、像として定着させます。この際の光を取り込む機構(穴)が絞りです。絞り穴とも言います。

絞りは大きく開けるほど、一度にたくさんの光をカメラ内に取り込むことができます。逆に、穴を小さくするほど、一度に入る光の量は少なくなります。 なお、絞り穴を開く行為を「絞りを開く」、絞り穴を閉じる行為を「絞り を絞る」と言います。

さらに、もうひとつ絞りには大きな役割があります。それがピントの合う範囲の調整です。具体的には、絞りは開くほどピントの合う範囲が狭まり、ボケが大きくなります。逆に絞りを絞るほど、ピントの合う範囲が広がりボケは小さくなります。ですから、例えば、背景を大きくぼかしながら、花を撮りたいと思ったら、この絞り穴を開けばいいということになります。

絞りの仕組みを簡単に理解する方法

写真の露出の仕組みに関しては、蛇口をひねり、コップに水を注ぐ例に置き変ると理解がしやすいです。この例で言えば、絞り穴は開くほど(蛇口を開くほど水の出る勢いは増し)、シャッタースピードが速くなる(コップの中がすぐに水でいつぱいになる)ことがわかりますつまり、絞りを開けてボケを大きくしようとするほど、シャッタースピードは速くなるのです。

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