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シャッタースピード優先オート(S,TV)とは?

シャッタースピード優先オートはシャッタースピードを自分で決めて撮影するモードです。絞りのF値は標準露出で撮影できるように、カメラ側が自動で割り出します。モードダイヤルではS、TVで表します。

シャッタースピード優先オートが効果的な場面は、スポーツや動き回る子ども、乗り物などをピタリとしっかり止めて撮影したいときや、滝や行き交う人々を流して撮りたい場 合などです。動く被写体に対し、さまざまな描写を試すことができます。

なお、低速で撮影を行う場合、三脚は必須のアイテムになります。また、光量が少なく手プレしそうな場面でも有効です。あらかじめ速いシャッタースピードを設定しておくことで、未然にブレが防げます。

シャッタースピード遅くすると写真が明るくなりすぎる

シャッタースピードを遅くするということは、絞りを絞り込んで、カメラ内に入る光の勢いを弱めるということです。

この際、あまり遅く設定すると、それに見合う絞りの数値がカメラ側で見出せなくなることがあります。蛇口を最大限小さくしても、指定した時間よりどうしても短くコップは水でいっぱいになってしまう。つまり、「これ以上は絞れない」ということです。

こんなシチュエーションで、無理矢理低速にするとどうなるでしょうか。実は写真は明るくなります。これは明るい日中などで生じやすい現象です。極端な低速は、なるべく光量の少ない曇天時や日陰などのほうが利用はしやすいです。

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