一眼レフのフィルター機能とは?
ガイド機能と同様、フィルター機能も数多くのデジタル一眼で搭載されるようになった便利な作画効果のひとつです。通常であれば、特殊なカメラやレンズ、フィルターを使ったり、撮影後に込み入った画像加工を行わなければ演出できない表現が、この機能で気軽に得られます。
例えば代表的なフィルターに、トイカメラで撮ったかのような仕上がりが得られるフィルターがあります。当然フィルムのトイカメラを使わなければ得られなかった効果です。このような特徴的な画づくりが簡単に適用できるわけです。
なお、この機能は新たな視点が獲得しやすいのも魅力です。日常的な風景もフィルターを通して撮るだけで、新鮮に見えてきます。また、フィルター機能は、ガイド機能と併用できる機種もありますが、基本はオートです。自分でF値やシャッタースピードを変更したり、他のマニュ アル系のカメラ機能といっしょには利用できないことが多いです。
・トイフォト…トイカメラで撮ったかのような仕上がりが楽しめるフィルター。画面の四隅が黒くけられるのが特徴です。
・ジオラマ…画面の上下もしくは左右を大きくぼかすことでミニチュア効果を演出します。
・ソフトフォーカス…ぼかし効果を利用して、ふんわりやわらかく仕上げてくれます。花々 やポートレートなどで多用されます。
・ポップアート…ビビッドな色味で仕上がるフィルターです。カラフルな被写体で試してみましよう。
・ドラマチックトーン…非現実的な世界観が演出できるフィルターです。青空と白い雲など、明暗差のある場面で効果が出やすいです。