写真の「アスペクト比(縦横比)」とは?
通常、私たちが利用する画面の縦横比は「3:2」や「4:3」が多いです。この画面の縦横の比率をアスペクト比と言います。
このアスペクト比は、多くのデジタル一眼で自分好みに変更できます。例えば、この中にある「1:1」という比率は、正方形に情景が切りとれて、やさしい雰囲気を演出しやすいのが魅力です。縦横の概念がないため、空間を詰めながら主題を目立たせた描写もできます。
もうひとつ面白い比率が「16:9」です。映画のスクリーンを見ているような視点で風景が切りとれます。また「16:9」は縦位置で利用してもいいです。極端に左右が削られるため、主題をよりダイナミックに写すことができます。
このようにアスペクト比を変えるだけでも、新しい視点や表現の引き出しが増やせます。
アスペクト比率の変更方法
このようにアスペクト比は気軽に変更できます。なお、アスペクト比の種類は機種によって異なります。また、変更する機能そのものを搭載していない機種や、撮影後の編集機能の中に組み込まれている機種もあります。
アスペクト比 16:9の写真
映画のワンシーンのような雰囲気で撮影できます。日常的な風景も新鮮な視点で切りとれます。遠景では壮大なイメージが表現できます。
アスペクト比 4:3の写真
一般的なフォーマット。汎用性が高く、さまざまな場面で適用できます。
アスペクト比 1:1の写真
やわらかく、やさしいイメージで切りとれるのが特徴です。被写体の存在感も印象的にとらえられます。左右が詰まるため、少ない要素で画づくりするのに向いている比率でもあります。