絞りの「最小絞り」とは?
開放値がそのレンズで利用できる一番小さなF値を表すのに対し、最小絞りはそのレンズで利用できる一番大きなF値を表します。
名称に「最小」とつくため、ちょっとややこしく間こえますが、これは「一番小さな絞り穴」のことを指しています。最小絞りは、開放値ほど注目はされません。「絞れるレンズ」よりも「開けられるレンズ」のほうが、描写性に直結しやすいからです。
しかし、最小絞りの数値が大きいほど、低速の撮影は行いやすくなりますし、ピントを広く合わせた描写も、より表現の幅を広げられます。そういった意味でも、レンズ購入時などには開放値と最小絞りの両方に注目するようにしましょう。