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「NDフィルター」とは?

明るい場面で低速シャッターを利用する場合、一般的には絞りを絞り込んだり、ISO感度を低感度に設定し、これに対応します。しかし、それでも限界があります。例えば、晴天下の交差点で、人も車も超低速シャッターでぶらしながら撮りたいと思っても、その場が明るすぎると、シャッタースピードは速くならざるを得ません。こんな場面で使用するのが、NDフィルターです。減光フィルターとも言います。

光量を減らすフィルターで、減光のレベルに合わせて数種類の中から選択できるようになっています。このフィルターを使えば、低速撮影が簡単に行えるようになります。ちなみにこれは裏を返せば、明い場所でもボケの豊かな撮影が行いやすくなるということです。

明るい場所では高速シャッターに設定しても、絞りが開き切れない場合があります。無理して開放にすると、露出はオーバーになります。これを減光することで、明るい場面でも、開放値付近の絞り値が利用しやすくなるのです。このようにNDフィルタはさまざまな場面で活用できます。その場の光量を調整することで、より理想的な表現に近づけることがでます。

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