撮りたいイメージでホワイトバランスを決める
被写体の正確な色で表現しなくてはならないときは(作品や商品を写す場合)、ホワイトバランスを厳密に調整しますが、イメージフォトの場合、被写体の全体の質感を変化させ、イメージをより強調することをさせるために、ホワイトバランスを変化させることもあります。
色味のバランスを判断するのは、「人間の感性」によるので、「どのように表現したいか」というビジョンを明確に持つことが大切になります。
食べものは、青い光にすることはあまりありませんが、花や雑貨は、季節、時間、シーンなど、表現したいイメージによって変えてみるとよいでしょう。正確なホワイトバランスとは別次元の、感性や経験による活用法です。あまり極端にホワイトバランスをいじりすぎるのは、もともとの被写体の質感と大きく外れてくるので、ほどほどのバランスを見つけましょう。カメラメーカーによって、補正具合が異なりますので、撮影時にあまりいじりすぎないことも必要です。