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色のスタイリングで商品写真の印象が決まる

たとえ、単品の物撮りでも、「かっこよく見せたい」「エレガントに見せたい」というイメージのためのシーン作りは大切です。そもそもスタイリングとは何なのでしょうか?スタイリングとは、何らかのイメージや、テーマを具体的に表すことです。

明確なビションでイメージを猫き切るために、印象を大きく左右するのは「色」の与える情報です。単色の持つイメージや、複数の色の組み合わせ(配色)から印象が決まります。色は統計学で分析されつくしているので、多くの人がある配色を見て、「おとなしい」や「元気な」など、同じイメージを持つということがわかっています。

「かわいい○○」「エレガントな○○」など、イメージとなるキーワードをまず選出します。そこから色選びをし、イメージとずれないスタイリングと、カメラの設定(主に露出やWB)のトータルイメージを持ちましょう。色の組み合わせに、正解はありません。どのようにイメージを出したいかによって、選ぶことが重要なのです。

単色を扱うところからはじめてみる

色の扱いか苦乎という方は、まずは単色の持つイメージを活用するところから、はじめてみてはいかがでしょうか?次の段階で、色を細分化して観察していくと、配色のおもしろさに気づくことができるでしょう。

赤と言っても、そこに含まれる色はパステルピンクから、ビビッドピンク、ワィンレッドと実にさまざまです。代表的な色のイメージとして、緑はやすらぎの色、ピンクは愛情の色、青は清潔な色などなど、思いつくイメージはあるはずです。

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