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定常光とストロボ光

ストロボの光は、シャッター幕が全開になったときに、ビカッと光る瞬間光だ。だから、いくらシャッター速度を遅くしても、一瞬で終わってしまうストロボ光には関係ないのだ。

つまり、ストロボ光の明るさをシャッター速度でコントロールすることはできないことになる。では、シャッター速度を同調速度よりも長くするとどうなるか?ストロボ撮影は、ある程度の明るさの定常光がある条件のもと、ストロボ光で光を補うような使い方のが基本だ。その定常光は、シャッター速度による明るさ(露出)の変化が、画像の明るさに影響する。

要するにシャッター速度の設定で、定常光とストロボ光のブレンド具合や背景の露出を変えることができる。例えば、背景を明るくしたいときや、定常光の雰囲気を出したいときは、シャッター速度を遅くすることで、それが可能になる。

背景の明るさを変える方法

背景の明るさをコントロールするにはシャッター速度を変える必要がある。オートで明確にシャッター速度をコントロールするには、絞り値を固定するために絞り優先オートにして露出補正(調光補正との連動はオフ)を行なう。

またはマニュアルでシャッター速度を変化させて撮影しよう。シャッター速度を遅くするほど、背景が明るくなる。

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