ストロボの「ディフューズ撮影」とは?
クリッブオンタイブの外付けストロボの発光部は、幅数センチの発光管。そんな小さな光源から発せられた光によって出る影は硬くエッジのあるものになってしまう。
そこで、その発光部の前に大きな乳白板などを装着して、光を拡散させ面光源にするのがディフューズテクニックだ。そして、その光を拡散させる乳白板などをディフューザー(拡散板)と呼ぶ。
その効果の大きさは、ディフューザーの大きさや材質によって変わってくる。専用アクセサリーとして発売されているのも多いが、乳白アクリル板や乳白ビニール袋やトレーシングペーパーなどを上手に工夫すれば、手作りも可能だ。大きなディフューザーを使う場合は、カメラからストロボを離して、ワイヤレスで使うと便利である。
ディフューザーの種類
ディフューザーは発光部の前にある程度の距離を置いて設置する。クリップオンのまま使うことができるコンバクトタイプ・から大型タイプのものまでいろいろある。大型なものは、光を柔らかくするという意味からソフトボックスなどとも呼ばれる。
ディフューズ撮影の光の流れ
ストロボの発光部から出た光は乳白色のディフューザー面を照らし、そこを通ることで面光源に変換される。ディフューザーの面全体から柔らかくなった拡散光が被写体を照射~するため、光が全体に回り、結果として影も柔らかくなる。