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ストロボの「ハイスピードシンクロ(FP発光)」とは?

通常のストロボの発光は、閃光時間が短いためにそのカメラの同調速度以上では、撮影ができないという制約がある。そこで同調速度以上の高速シャッター時でも撮影できるように、閃光時間を長くしたのがハイスピードシンクロだ(FP発光ともいう)。

同調速度以上の高速シャッターでは、シャッターは全開することなく、先幕と後幕のスリット(隙間)から露光している(スリット露光)。そこで、スリット露光でも、ストロボを絶え間なく発光し続け、同調させているのがハイスピードシンクロだ。

通常の発光に比べて閃光時間を長くさせるため、そのストロボのガイドナンバーよりも発光量は小さい。また、光源としては普通のライトと同じになるので、同調速度以上の高速シャッター域では、1段速くなればスリットは半分の幅になり、センサー面に届く光は半分になる、つまりガイドナンバーが1段遅くなる。

もちろん、ハイスピードシンクロ機能が搭載されたストロボと、それを制御できるカメラが必要になる。

ハイスピードシンクロ(FP発光)は閃光時間が長い

高速シャッターのスリット露光時、先幕が開く瞬間から後幕が閉じる瞬間まで光り続ける特殊な発光方法。同じコンテンサーの容量から、一気に発するのが通常発光で、小出しに出し続けるのがFP発光で、そのぶん通常発光より発光量は落ちる。

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