ストロボを使用した「テーブルフォト」
小物やアクセサリーなどを撮影するテーブルフォトでは、光が被写体に十分に回ることが重要だが、それ以上に重要なのが質感描写だ。つまり、写っているものがガラスなのかプラスチックなのか、衣類であればウールなのか化学繊維なのかといった、被写体の質感が伝わってくるのかどうかが大事になってくる。
ここではクリップオンストロボを使用して撮影を行なう手順を解説しているが、どんな方法で撮影しようと、質感描写が大切なことに変わりはない。テーブルフォト撮影の基本は、質感を描写するサイド光が命だ。
さまざまなライティング設備があるスタジオと違い、ストロボー灯をメインとするなら、サイドからも光を回すことができる半逆光の位置にストロボを設置するのが最も簡単で美しい仕上がりになる。
あと撮影用の小道具だが、基本的にはその被写体に十分光を回すことができる大きさのレフ板を用意すればよい。また、1人でこうした撮影される方も多いハズ。1人のときは、カメラ側はセルフタイマーを2秒にセット。ストロボはワイヤレスに設定して手に持ち、自在にライティングできるようにすると、比較的簡単に撮影できる。