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撮像素子の○○チャンネル読み出しって何?

ごく簡単に言えば、撮像素子で得た光のアナログ信号データをデジタル信号に変換する処理プロセス(A/D変換)に導くための「道路」をチャンネルとかんがえればよいでしょう。画素数が多くなるほどアナログ信号のデータ量が多くなり、その転送速度が画像処理スピードに大きく影響してきます。

ちなみにEOS-IDS MarkⅢやIDMarkⅢでは8チャンネル、ニコンD3は12チャンネル、D200は4チャンネルの読み出しを採用しています。なお、撮像素子内にA/D変換処理プロセスを内臓しているソニーa700やニコンD300では、撮像素子からのデータはそのままダイレクトに画像処理プロセスに渡せばいいだけだから1チャンネル読み出しです。

一般的にチャンネル=道路の数が多ければ一度に大量のアナログ信号データをA/D変換プロセスに渡すことができます。デジタル信号に変換されたデータを画像処理プロセスで処理して、次々と画像データに仕上げることができるというわけです。

ただし、チャンネル数がどれだけ多くあっても、受ける側、つまり処理プロセス側が大量データを高速処理できるだけの能力が備わっている必要がありますし、各チャンネルの読み出し速度がどれだけ高速であるかによっても最終的な画像処理が違ってくるということも覚えておいてください。

D3のCMOSが採用する12チャンネル読み出し方式

D3が搭載している1210万画素CMOSセンサーは、12チャンネルでの高速読み出しに対応しています。この12チャンネルでの読み出しにより、1210万画素で秒間Eコマの高速連写が可能になっています。

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