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撮像素子のごみ対策ってどんな仕組みなの

撮像素子面(厳密に言えばその前面にあるローパスフィルターや赤外カットフイルター)に付着したゴミやホコリを除去する方式としては、大別して2つあります。1つは機械的、強制的に付着したゴミをふるい落とすメカ方式。もう1つは、撮像面のどこにどれくらいの大きさのゴミが付着しているかを記憶しておき、撮影後にパソコン上での画像処理で自動的にゴミを消してしまうソフト方式。

キヤノンとニコンの一部の機種ではメカ式とソフト式の両方のゴミ除去機能を備えているものもあります。メカ方式は撮像素子面を高周波で震わせたり軽いショックを与えたりしてゴミなどを払い落とします。具体的には、撮像素子の前面にフィルター状のものを設けてそれを振動させるもの(オリンパス)、ローパスフイルターを振動させるもの(キヤノン、ニコン)、撮像素子ユニット自体に軽く衝撃を与えるもの(ペンタックス)などです。

これらの機種の中には、最前面部にはゴミやホコリが付着しにくいように特殊なコーティングなどが施されているものもあります。あるいは、カメラボディ内でふるい落としたゴミを吸着し、再び舞い上がらないような構造を備えたものもあります。このほか、メカ式ソフト式のどちらでもない"ゴミ防止"の方式を採用している機種もあります。

シグマのSDシリーズでは、ボデイマウント部にゴミが侵入しないように特殊フイルターを設けてカバーしています。あるいは、ゴミ付着面と撮像素子面との距離力離れているほどボケて目立ちにくいことを利用して、可能な限りローパスフィルター面と撮像素子面を離すように設計されている機種などもあります。どの方式のゴミ除去であっても完壁と言えるものはありません。ユーザーも、レンズ交換などのときには可能な限りカメラボディ内にゴミやホコリが入り込まないように、十分に気を配ってやることが必要です。

各社のゴミ対策の仕組み

オリンパス
ローパスフィルター前面に、超音波防塵フィルターを設置。このフィルターを振動させることでゴミをふるい落とす仕組みです。超音波防塵フィルターから撮像素子の受光面まではシーリングによる密閉構造になっているので、撮像素子に直接ゴミが付着 することがないのが特徴です。

キヤノン、ニコン
キヤノンとニコンは、ローパスフィルターを振動させることでゴミを振り落とす機構を採用しています。また、ローパスフィルターには、ゴミが付着しにくいように帯電防止処理を施しています。おもしろいのがニコンのD60に搭載されたエアフローコントロールシステムで、レンズ装着部付近に設置した空気流制御穴により、ゴミが付きにくい空気の流れを作り出すという工夫を施しています。

ペンタックス、ソニー
同社の手プレ補正機構でも用いられる駆動系を利用して、撮像素子ユニットそのものを振動させてゴミをふるい落とす仕組みです。こちらも、ローパスフィルターにはゴミの付着を軽減すべく、特殊なコーティングが施されています。ちなみに、駆動系 にはペンタックスが磁力、ソニーは圧電素子の振動を利用しています。

ソフトウエアによるゴミ対策(CaptureNX
キヤノンとニコンは、ソフトウェアでのゴミ除去機能を用意しています。カメラ側で白い紙などを撮影してゴミ位置を記録したデータを取得。そのデータを参照して、ソフトウェアで自動的にゴミを除去する仕組みです。現行機種で利用可能なのは、キヤノンはEOS‐1Ds/1DMarkⅢ、EOS40D、EOSKissX2、EOSKissDigitalXoニコンではD3, ,300,,200,,80、D40となっています。

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