コントラストAF方式って何?
ピントの合った部分が最もコントラストが高い、という考え方を基本にしてピントを合わせる方式です。メリットは、撮像素子そのものを利用してピント合わせができる、画面の中央部でも周辺部でもどこでもピント合わせができます。逆にデメリットとしては、最も高いコントラスト位置を検出するために、実際にフォーカスリングを駆動させて"スキャニング"していかなければならないことです。
フォーカスリングを近距離側に回転させた方がいいのか、それとも無限遠側に回転させた方が目的のピント位置に素早く移動させることができるかどうかの判断が難しく、さらに、あまりスピーディーにピント移動をさせてしまうと通り過ぎてしまうということにもなりかねません。
そこそこゆっくりとピント位置を探らなくてはなりません。とは言っても、こうした欠点は現状での話であって、将来、技術的な改良が進めば、位相差AF方式と同じとは言えませんが、コントラストAF方式でもそこそこのスピードでピント合わせができるようになるでしょう。