AFフレームは中央が一番精度が高い?
中央のAFフレームにームにクロスAFセンサーを使用し、そのほかのAFフレームは通常のラインAFセンサーを採用しているデジタル眼レフカメラがあります。こういったカメラの場合は、中央のAFフレームを使ったほうが測距性能も測距スピードも優れています。特に、暗い場所でのピント合わせで差が出てきます。
なお、メーカー各社の見解を見ますと、中央のAFフレームのほうが周辺部のAFフレームより高精度、との声が多いですが、オリンパスやニコンのように、すべてのAFフレームが同等の精度、あるいは中央のAFフレームに次ぐ精度を実現しているというところもありました。このように、多点(AFフレームのうち中央部のほかにもクロスAFセンサーを使用している場合には、基本的には中央AFフレームも周辺部のAFフレームも同じ測距性能を確保しています。
しかし、たとえば中央のAFフレームだけがF2.8光束に対応して、ほかのAFフレームはF5.6光束対応といったようなデジタル一眼レフでは、開放F値がF2.8より明るいレンズを使った場合、中央のAFフレームでピントを合わせた方がスピーディでより正確なピント合わせができるでしょう。