これまでに切ったシャッターの総数はわかるの?
中級クラスのカメラならおおむね10万回ものレリーズ試験をクリアしており、耐久性は十分と言えますが、それでも自分の愛機がどれくらい耐久値に近づいているのか、もしくはこれまでに自分がと守れくらい写真を撮ったのか知りたい、という人もいるでしょう。そこで、その手段をメーカーに聞いてみたのですが、残念なことにどのメーカーからも「わかりません」「公開していません」といった回答しか得られませんでした。
カメラ側でファイル名を連番設定にしていれば、ファイル番号がリセットされずにカウントが増え続けるので、おおよその枚数は判断できると思います。ただ、ファイル名の連番は4桁なので、1万カットを超えるたびに1万の位がいくつであるのかを記憶しておかねばなりませんし、すでに何万枚も撮影された人は、1万の位がいくつであるかも判断できないでしょう。
そこでいろいろと調べてみたところ、ニコンのデジタルー眼レフはExifタグ情報のメーカーノート(メーカー独自形式で記録される部分のデータ)に、総カット数が記録されていることを発見しました。ただし、一般的なビューアソフトなどではこの情報を見るのは不可能で、Exifを詳細に解析できるソフトが必要となります。今回は、その情報を閲覧できるソフトとしてpegAnalyzerとExifReaderを以下に紹介します。すべての機種に対応しているわけではないようですが、ニコンユーザーの方は試してみてはいかがでしょうか。