シャッターが摩耗するとどうなる?
シャッターは数千分の1秒単位で正確に動作する高精度ナパーツです。しかも、その高精度を保ちながら、高速かつ連続で安定して動作することも求められるのですから、かなりの負荷がかかるであろうことは容易に想像がつきます。それゆえ、いかにシャッター耐久性の高いカメラといえども、何|-万枚もシャッターを切っていたり、シャッター幕にゴミなどの不純物が付着したりすると壊れてしまうことがあります。
では、シャッターか壊れてしまったらどうなるのでしょうか?また、それを防ぐことはできないのでしょうか?シャッターカ破損すると、まず露光が正確にできなくなるようです。カメラで設定されているシャッタースピード、たとえば1/250秒とか1/1000秒とかいった速度で正確に動作せず、露光時間に微妙なズレが生じてしまうわけです。
さらに破損がひどくなると、シャッター幕が光を完全に遮ることができなくなり、画像に露光漏れの光が入り込んだりします。こうなると、カメラとしては完全に使い物にならなくなります。シャッターの調子が悪くなるとシャッター音が変化したり、動きが鈍くなったりする、といった予兆が感じられる場合もあるそうですが、なんの前触れもなくいきなり壊れてしまうこともあるようです。
いずれにせよ、サービスセンターではシャッター幕のチェックやメンテナンスを行ってもらえるので、心配になったらサービスセンターに持ち込んで相談するのが最良かと思います。