ファインダーのペンタプリズムとミラーは何が違う?
一眼レフのファインダーに用いられる光学系には大別して、ペンタプリズム式とミラー式の2つの方式があります。まず、ペンタプリズムは断面5角形に加工されたガラス製のプリズム内で、光の屈折を利用して像を接眼レンズに導きます。対してミラー式とは、数枚の反射ミラーを組み合わせて、プリズムの代わりとした方式です。ペンタプリズムに比べ軽量化やコスト低減を図りやすい反面、空気中を反射させるので光路長が長くなってしまいます。そのためペンタプリズム式に比べ、ファインダー倍率が小さく、視野が暗くなりやすいという欠点があります。なお、キャノンEOS Kiss Digital X、ニコンD40といったエントリークラスでは、ミラー式のファインダーが使われています。