ファインダー倍率を上げるアイテムってあるの?
ファインダー接眼部に取り付ける画像拡大アダプタとして「アングルファインダー」や「マグニファイヤー」があります。こうしたアダプタはもともとは、クローズアップ撮影をするときなどで正確なピント合わせをしたり、被写体の様子をじっくりと観察して撮影するためのアクセサリでした。
ところが、デジタルー眼レフが多くの機種でAPS-Cサイズ相当の"小さな"撮像素子を使用したことから、実質的なファインダー倍率が低くなり見える画像が小さくなってしまいました。そこでファインダー画像を拡大してくれるアングルファインダーやマグニファイヤーなどに注目が集まったのです。
ただし、メーカーによってはそれらのアクセサリを用意していないところもあります。でも、おもしろいことに、ファインダー接眼部の取り付け部は多くのメーカーが「共通」のものを採用しています。たとえば、オリンパスのEシリーズ用として倍率が約1.2倍の「マグニファイヤーアイカップ・ME-1」を発売しているのですが、このME-1がキヤノンのID系を除くEOSシリーズのファインダー接眼部に取り付けて使えますし、同じようにニコンやペンタックスの一部の機種に取り付けて使うことができます。
実際に、そのようにしてオリンパスのME-1を他メーカーの機種に取り付けて使っている人もいます。なお、オリンパス製のマグニファイヤーを他メーカーの機種に使用して万が一、不具合が起こっても(そんなことはないとは思いますが)保証の限りではありませんので、その点にはご注意を。