一眼レフの上位モデルと下位モデルで何が変わる?
撮像素子のサイズとか、ボディにマグネシウム合金などの特殊金属が使用されているとか、ボデイの各部にシーリングが施されて高い防滴性を備えているとか、各部に高い操作性と心地良い感触を持った操作部材を使っているとか、あるいはファインダー光学系に賛沢な素材と設計が施されている、高性能で視認性の高い液晶モニタが採用されている、などはっきりと上位と下位のクラス分けをしています。
また、高い信頼性と耐久性もハイクラスの機種に共通しています。この2つの機能は、最も価格に影響してきます。つまり、カメラが高価格になる一番の大きな理由は、「信頼性」と「耐久性」にこだわっているかどうかによる、と言っても過言ではありません。
たとえば、安定した動作で超高速連続撮影ができるとか、相当に手荒な扱いをしても性能にほとんど影響を与えないほどに頑丈であるとか、数万カットの撮影でも故障しにくい構造になっているとかです。ハイクラスのカメラの主なユーザーターゲットはプロカメラマンです。プロは信頼性と耐久性のためには、多少、価格が高くても購入を迷うことはありません。