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デジタル水準器の原理を教えて

カメラの液晶モニタなどに、グラフィカルな水準器を表示するデジタル水準器。原理はとてもシンプルで、カメラに内蔵された加速度センサー(傾斜角を検出する装置)によって左右の傾きを測定し、その情報を液晶モニタ上の水準器表示に反映させるものです。現在のところ、デジタル眼レフでデジタル水準器を搭載するのは、ニコンのD3のみとなっています。

一方、コンパクト機では、リコーのG RDIGITALⅡでも採用されました。ほんのわずかに傾いていてもそれを読み取って、正確に水平が出ていないことをデジタル表示で教えてくれます。ホットシューに取り付けて、気泡の位置を見ながら水平を計る一般的なツーウェイ水準器に比べ、遥かに高精度です。

現状では、検出は左右の傾きに限られていて、前後の角度をチェックすることはできないのがちょっと惜しいですが、利便性は高いといえるでしょう。ちなみにD3のデジタル水準器は、液晶モニタ上だけではなく、上面表示パネルやファインダー広でもカメラの傾きを確認することが可能です。ファンクションボタンに水準器表示機能を割り当てると、同ボタンを押している間だけ、露出インジケータが水準器の代わりになって、カメラの傾きをチェックすることができます。

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