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1段絞ると画質が良くなるって本当?

絞りには、撮像素子に送り込む光の量を調整するほか、一般に大きくなる諸収差を抑える役目があります。本来、収差のない理想のレンズでは絞り開放の場合が解像力が最も高くなり、1段でも絞れば回折の影響を受け解像力は落ちていきます。

しかし、実際のレンズでは色収差や球面収差があるため、収差を抑えることによる解像力の向_上が回折による解像力の低下を上回り、コントラストが高くなったり像がくっきりと見えてきます。これが、1段絞ると画質が良くなると言われるゆえんです。なお、レンズにもよりますが回折と収差低減の兼ねあいにより、F8前後がレンズ性能を最も引き出すと言われています。

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