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MTF曲線ってどうのようにみればいいの?

MTF曲線とは、被写体のコントラストをどれくらい忠実に再現できるかを示したものです。換言すれば、コントラストの減少率とも言えるでしょう。図の横軸は画面中心からの距離を示し、縦軸はコントラストを示しています。

たとえば曲線が上辺にピタリと張り付いていればコントラスト1:1という理想形になるのですが、実際にはレンズの収差ゆえに必ず1:1未満になります。とはいえ、曲線が上部にあればあるほど高い特性を持っているということに違いはありません。

また曲線は右方向に行くにしたがってなだらかに、あるいは急激に右下がりとなります。これはレンズの周辺部が、中心部ほど特性が高くないことを示していて、これも可能な限り上方で推移しているのが望ましいと言えます。

一般的にMTF曲線は、空間周波数10本/mmと30本/mmの特性が描かれていますが、10本/mmの曲線が1に近いほどコントラスト特性が高く、抜けの良いレンズ。そして30本/mmの曲線が1に近いほど高解像力を持っているレンズと判断することができます。

MTF曲線の見方図を入れる

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