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焦点距離と画角変化について教えて

焦点距離とはレンズの中心である主点から像面(フィルムや撮像素子など)までの距離のことを指します。大半のレンズは名称に12-24mmや70-200mmといった数値が含まれていますが、この値が焦点距離を指しています。

そして焦点距離が変わると画角(対角画角)、つまりファインダーで見える範囲が変わってきます。焦点距離が短くなると画角は広くなり、逆に長くなると画角は狭くなって遠くの被写体をより大きく写すことができるようになるのです。

焦点距離が2倍になると画角は1/2になり、写る面積はは1/4になります。このようにレンズの画角は焦点距離によって決まります。35mm一眼レフ用のレンズの場合、28mmであれば75度、50mmなら46度、200mmなら12度といった具合に、ある焦点距離によって得られる画角は常に決まっています。

ただ、これはフィルムカメラやフルサイズのデジタル一眼レフに装着した場合の話で、APS-Cタイプのデジタル一眼レフなどの場合は、その有効画角が狭くなります。これは撮像素子のサイズに起因します。36mm×24mmのフルサイズ(フィルムサイズ)に比べ、撮像素子が小さいAPS-Cやフォーサーズのカメラでは、フルサイズよりも狭い範囲しか写りません。

35mm判よりも撮像面積が大きい中判や大判カメラでは、35mm判と同じ焦点距離のレンズでも、より広い範囲ります。撮像素子の小さいデジタル一眼レフではそれと逆のことが起き、画面の一部が切り取られて写るわけです。

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