SDHCカードとSDカードは何が違う?
最近のデジタルカメラでよく耳にする「SDHCカード対応」ですが、これは最近のデジタルカメラの高画素化や大容量化に対応するために、従来のSDカードを進化させた新たな規格のメモリーカードです。メデイアサイズは基本的にはSDカードと同じですが、SDHCカードではファイルシステムにFAT32を採用することで、それまで2GBまでだった容量の上限が、4GB以上に拡張されています。
同時に規格化されたのがSDスピードクラスで、それまでメーカーごとにばらばらであった転送速度の表示を一律化させ、比較しやすいように改められました。現在はClass2、Class4、Class6が規格化されています。SDHCカードはSDメモリーカードに対して_上位互換性を保っており、SDHCに対応する機器でもSDメモリーカードを使用することができます。
しかし一方で、SDメモリーカードだけに対応した旧来の機器では、SDHCカードを扱うことはできません。大容量だからといってうっかり購入しても、非対応のカメラではSDHCカードを使うことができませんので注意が必要です。ペンタックスのK100Dのように、発売当初は非対応であってもファームアップを最新のものに書き換えることによりSDHCカードに対応するケースもあります。コンパクトデジタルカメラなども同様です。メーカーのホームページなどで、最新情報をしっかりと確認しておきたいところです。
SDスピードクラスの図を入れる。