このサイトは商品撮影のマニュアルを掲載しています。商品撮影に向いている一眼レフの情報や撮影方法・レタッチなどを掲載します。

デュアルスロットのメリットはなんですか?

デュアルスロット搭載機とは、複数の記録メディアを同時に挿入しておくことができるカメラのことです。デュアルスロットを搭載した機種では、片方のメディアがフルになったときに、もう一方のメディアに切り替えて使えるのが大きなメリットです。

デジタルー眼レフユーザーのほとんどはメインのメディアにコンパクトフラッシュを用いていると思いますが、コンパクトカメラ用に買って使わなくなったメディアがあれば、それもカメラに入れておくと良いのではないでしょうか。たとえ容量が小さなメディアであっても、万が一のときに役立つことがあると思います。

また、キヤノンのEOS-lDsMarkⅢやEOS-IDMarkⅢ、そしてニコンのD3といったプロフェッショナルユースのカメラでは、さらに細かな記録設定も行えるようになっています。たとえばキャノンのEOS-ID系では、片方のメディアの空き容量がなくなるともう片方に記録を行う「自動切り換え」、それぞれのメディアに記録する画像のファイル形式や圧縮率を自由に設定できる「振り分け」、そして両方の記録メデイアに同じ画像を記録する「同一書き込み」の3種があります。

こういった機能の搭載によりメディアの交換の手間を省くことができますし、また、同じデータを二重に記録しておけばバックアップにもなります。報道関係の分野では、JPEGとRAWを別々のメディアに記録しておき、JPEGを速報用に回し、RAWは手元に置いておく、といった使い方もされているようです。こう見ると、デュアルスロットはまさにプロユースでこそ真価を発揮するように思えますが、一般のユーザーにとっても、順次記録によってメディア交換の手間を省けるのはメリットと言えるのではないでしょうか。

inserted by FC2 system