スクリーンマットの交換の仕方を教えて
①スクリーンマット(ピントグラス)が交換できる機種と②できない機種があります。さらに、交換可能の機種では、数種類のスクリーンマットが用意されていて③自分で交換ができる機種と、④メーカーのサービスセンターなどにカメラを持ち込んでそこで交換してもらう必要のある機種があります。
自分の使っているカメラが以上の4種類のうちどれに相当するのかをまず確認しておくことが大事です。もし③の自分でスクリーンマットが交換可能な機種であったとしても、できることならサービスセンターなどに持ち込んで専門家にやってもらうことをお勧めしたいところです。と言うのも、スクリーンマットの交換はカンタンそうに見えて、これが結構、難しいし失敗も多いのです。
一番多い失敗は交換するスクリーンマットの取り扱いをミスしてキズを付けてしまうことです。なお、どうしても自分で交換をしなければならない(自分でやりたい)というときは、まず、説明書などを見て交換手順をじっくりと確認したのち作業に取りかかることです。交換するときにゴミがボディ内に侵入しやすいので清潔な場所で作業を行うことも大事です。
作業が終わったらブロアーなどを使って丁寧にミラーボックス内の微細なゴミを吹き飛ばしておくこと。さらに、注意すべき重要な点があります。けっして力任せにやらないことです。スクリーンマットの交換で力を込めて作業するようなところはありません。必要な操作箇所のレバーやピンを外して、ふたたびロックして戻せば良いだけですから。
また、スクリーンマットの種類は一般的に拡散型(ピントの山がつかみやすくなるタイプ)、方眼型(縦横の格子線が入ったタイプ)、十字型(中央にクロスラインが入ったタイプ)の3種に大別できます。大口径レンズを多用する人は拡散型を、水平を出したい人は方眼型を選ぶといいでしょう。