このサイトは商品撮影のマニュアルを掲載しています。商品撮影に向いている一眼レフの情報や撮影方法・レタッチなどを掲載します。

出力形式は何がいい?TIFFとJPEGは何が違うの?

TIFFとJPEG、それぞれの特徴について理解しておきましょう。まずJPEGですが、高い圧縮率(およそ1/10~1/100)で保存できるため、ファイル容量が小さくなるのがメリットです。しかし、圧縮方法が「非可逆」形式であるために、ピクセルを完全にもとに戻すことができません。

つまり、目立たなくとも必ず画質の低下が生じます。特に圧縮率を高くすると画質低下が目立ちますし、JPEG再保存をることでも画質低下が進みます。気を付けましょう。一方TIFFは、基本的には圧縮せずに保存されるという特性があります。圧縮が可能なソフトもありますが、それも「可逆」圧縮であるために、完全にもとに戻すことができます。

いずれにしてもTIFFは画質低下がないのがメリットです。ただし、圧縮してもその率が低いため(1/3程度)、JPEGほどファイル容量を小さくすることはできません。現像後の出力形式でどちらが良いかという質問ですが、画質を重するならTIFF、ファイル容量が小さいことを生かしてメデイアにたくさん保存したい場合などはJPEGとすれば良いでしょう。

といえ、JPEGでも低圧縮率(高画保存した場合は、一般的に鑑賞するには問題のない画質を備ています。1つ、TIFFでは16ビットと8ビットの選択が可能ですが、現像後に明るさや色補正などレタッするのなら16ビットTIFFは非常に有効です。8ビットに比べて6ビットは階調力豊富であるためにトーンジャンプが生じにくいからです。

Photoshopなどでは8ビットの画像を16ビットに変換することも可能で、トーンジャンプの抑制には多少の効果はありますが、やはり最初から16ビットで現像された画像の階調性にはかないません。

inserted by FC2 system