HSBってどういうこと?
HSBはあまり聞きなれませんが、RGBと同じように色を表現するための仕組みです。Hue(色相)、Saturation(彩度)、Brightness(明度)の頭文字を取ったものです。Hは環状に表現した色相を指定するので調整値は360度となり、SとBはそれぞれ0~100%で調整します。HSBは、たとえばニコンのCapture NXのカラーコントロールポイントを利用すると現れます。
コントロールポイントはHSBのほかRGBにも切り替えることができます。しかし、RGBで調整しようとすると、どうしてもほかの色への影響力懸念されます。その点HSBでは、色相を変化させたくなかったらSやBを操作すればいいだけです。最近のデジタルカメラが取得する画像は大きな色転びはさほど見られず、彩度や明度を補正するだけでおおよその色補正が済んでしまうことがほとんどですから、HSBは有効です。
また、HSBはPhotoshopの情報パレットでも表示することができます。ところで、似たような色の表現方法にHSLというものがあります。こちらはHue(色相)、Saturation(彩度)、Luminance(輝度)の頭文字です。HSBとは多少表現方法が異なり、特にBrightness(明度)が物体色の明るさの尺度であるのに対し、Luminance(輝度)は光源の強さの尺度です。おおよそ似てはいますが、値の算出方法力要なります。