撮像素子のごみを取るにはどうすればいい?
最近でこそ、カメラ内でゴミをふるい落とす機能を持った機種が増えてきましたが、まだまだ十分現役で使える一昔前のカメラではゴミに悩まされます。使い込んだカメラほどゴミが撮像素子に入り込んで、ブロアーなどでも吹き飛ばず、画像には黒い影となって写ってしまいます。
また、絞りを絞るほどゴミはハッキリ写るので、これも困ったものです。RAW現像ソフトにはゴミ取り機能を備えたものがあり、DPP、Lightroom、DigitalDarkroomがそうです。カメラメーカー純正のソフトが少ない気がしますが、オリンパスもペンタックスもソニ-も、主流のカメラにはカメラ内部のゴミ取り機能があるので、ソフト側では対応する必要がないのでしょう。
またCaptureNXにはゴミ取り機能がありませんが、別の機能でゴミ取りを実現できます。カメラ内でゴミの位置情報を記録し、それをもとに自動除去するというものなのですが、詳しくは、ニコンの「CaptureNXガイド」(http://www.nikon-image.com/jpn/enioy/phototech/capturenx/index.htm)」に掲載されています。
ゴミ取りの操作は、ゴミ取りのツール(スポイトツールなど)でゴミ部分をクリックするだけです。その時点でゴミが見えなくなりますが、これはRAWを変更しているわけではなく、ゴミ取りの情報を付与しただけです。最後に現像する段階でゴミ取りの処理がなされます。